書籍・雑誌

東野圭吾 『聖女の救済』

『聖女の救済』

著者:東野圭吾

~ストーリー~
男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は-虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない


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「ガリレオの苦悩」との2冊同時発売。
どちらを先に読むべきか迷ったんだけれど、連載順から考えるとこちらは後に読んだほうが良いと思ったんで後に読んだんだけれど、実のところ、時間軸でいうならこの作品は「ガリレオの苦悩」の途中に起きる話なんだよね。

だから「ガリレオの苦悩」を読み終わった後にこれを読むと、湯川・草薙・内海の微妙な距離感に始めは違和感を感じたんだよなぁ…まぁ、別に批判じゃないけど…

ただハッキリしていることは、「ガリレオの苦悩」の前に読む作品ではないね。

で、この作品なんだけれど、前回の長編「容疑者Xの献身」の石神のように湯川を主人公においてないんだよね。
今回は、内海であり、草薙のストーリーってところだろう。
ただこのやり方が疑問なんだよね。

短編の方は短い話の分、事件から謎解きへの流れがスムーズにいくのに対して長編は事件からサブキャラの感情や心情といったドラマ性を強める分、流れが悪いんだよね。

結局のところ、そのドラマの部分がエンターテイメント性の強い作品を書く東野圭吾氏の真骨頂なんだろうけれど、
短編での湯川シリーズに免疫が付きすぎたせいなのか?
それともこのドラマの部分にパンチがないのか?
いまいちインパクトとして残るものがないんだよね。

「容疑者Xの献身」のインパクトや作品として良かったと思うけれど、別にそのせいでハードルを高くしたわけでもなく、普通に一作品として読んでちょっと弱いかなっていうのがホンネかな。

ただ、なんかこうなると次の長編は、内海の友人が事件の犯人ではないかみたいなストーリーで書きそうだと思う今日この頃。

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東野圭吾 『ガリレオの苦悩』

『ガリレオの苦悩』

著者:東野圭吾

~内容~
天才科学者の湯川の身近で起きた5つの事件を収録。
第一章・落下す
第二章・操縦る
第三章・密室る
第四章・指標す
第五章・錯乱す


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「容疑者Xの献身」で思ったことがあって、それは湯川が友人の石神を逮捕に追い込んだことで湯川が今後、警察に協力はしないのではないのかなぁという思い。
だから自分の中では「容疑者Xの献身」が湯川シリーズの最後なんだろうと思っていた。

ただ続編は出ているわけで…

そうなると気になるのは、湯川が石神の事件をどう感じているのか?

まさか平然と警察に協力するわけはないよなぁというのを感じていたが、うまいねぇ~

ここでドラマ版の女刑事・内海を投入するんだね。

まぁ実際にはドラマ版の前にこの作品の第一章が発表されているから「ドラマ版の内海」ではないんだけど…

で、この内海の登場で湯川の警察への協力も辻褄合うようになるんだけれど、そうなると気になるのは…

内海を先出ししちゃったドラマの方はもし続編をやるとなったらストーリー的に難しくなるよねってことなんだけれど、それはこの本とは関係ないことだからやめておこう。

ただ、この作品は石神以降の湯川の気持ちの変化が楽しめた良い作品だと思います。

警察への協力で友人を逮捕に追い込んでしまった罪悪感や焦燥感をうまく作品の中に取り込んでいるので湯川の成長を感じることができました。

湯川シリーズが好きな自分としては良かった作品です。

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水田恵美子 『着ぐるみデパート・ジャック』

『着ぐるみデパート・ジャック』

著者:水田恵美子

~ストーリー~
大阪駅前の「大阪デパート」を訪れたバーのマスター・無限と、アルバイト店員の千恵は、デパートの乗っ取り事件に巻き込まれてしまう。犯人グループはなんと、パンダやフランケンシュタインのマスクをかぶるなどした着ぐるみ集団。デパートの店員や客とともに、人質として拘束された二人は、脱出の機会を窺っていた。一方大阪府警は、犯人の「文部省を廃止しろ」というふざけた要求に困惑しながらも、事件解決の糸口を見出そうと、ジャック犯と交渉を開始するが…


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この作品の評価はどうしようかな…

一応、自分はお金を払ってこの本を買ったわけだから言いたいことは言おうかな。

ハッキリ言って詐欺だよね。

ストーリーがどうのこうのとか言う前に、この文章は酷い。

異常なまでの句読点の多さ、漢字変換されていないひらがなには読みづらさしかなかったです。

これでお金を取るのはいかがなものか?
ストーリーが良ければ何やってもいいのか?

この辺がすごく疑問です。
自費出版かもしれない。
でも出版社にはお金を払って買う購入者側のことを少しは考えていただきたい。

どうも納得がいかないのは、「著者が16歳だから」というのを利用して編集を怠ったという風にしか感じない。

出版社が本を出版するからには例え自費出版であるにしたって編集者にはそれなりの義務はあるはず。
そういったことをまだ高校生だからみたいな雰囲気で誤魔化して蔑ろにするのであれば出版するな!

正直、出版社がこういったいい加減なことをすることで著者が辛く恥ずかしい思いをするのはどうなんだろうか?

個人的にストーリー的には悪いとは思わないが、読んでいて「金を返せ」って本気で思った作品でした。

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雫井脩介『犯罪小説家』

『犯罪小説家』

著者:雫井脩介

~ストーリー~
新進作家、待居涼司の出世作『凍て鶴』に映画化の話が持ち上がった。監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は『凍て鶴』に並々ならぬ興味を示し、この作品のヒロインには、かつて伝説的な自殺系サイト〔落花の会〕を運営していた木ノ瀬蓮美の影響が見られると、奇抜な持論を展開する。待居の戸惑いをよそに、さらに彼は、そのサイトに残された謎の解明が映画化のために必要だと言い、待居を自分のペースに引き込もうとしていく。そんな小野川に、待居は不気味さを感じ始めるのだった…


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期待しすぎたのがいけないのか、どうにも賞賛できるような作品ではなかったかな…

まずミステリー的に弱い。

どうせこういうことなんだろうなぁ…
なんて思っていたことがそのままだったりするから判ったところで何の驚きも無く、結局はホラーっぽい良さが残るだけでたいした凄みを感じることも無く終わってしまった感じ。

それと何に対してこのストーリーを読んでいっていいのかが分からない。

作家である待居涼司なのか?
監督・脚本を担当することになった人気脚本家の小野川充なのか?
ライターの今泉美里なのか?

一人一人にストーリーはあるのだけれど、心理的描写が伝わらないまま次の話へバトンが渡されるから感情移入もできない。
辺なモヤモヤみたいなものが読んでいて感じ、なぜそれをするのか?というのがちゃんと伝わらないのが残念でした。

正直なところ、小野川や今泉のやっていることは“好奇心”っていう言葉ですべてを片付けようとしてるでしょ。なんかなぁ…

まぁ書籍の映画化に関しての待居の考えが雫井氏が思う作家さん側の考えなんだろうなぁっていう風に感じたのは、この作品での唯一得た良い部分だとは思いますが、それ以外で褒めることがあまり無いのが正直なホンネです。

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奥田英朗 『オリンピックの身代金』

『オリンピックの身代金』

著者:奥田英朗

~ストーリー~
昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、世界に冠たる大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。この戦後最大のイベントの成功を望まない国民は誰一人としていない。そんな気運が高まるなか、警察を狙った爆破事件が発生。同時に「東京オリンピックを妨害する」という脅迫状が当局に届けられた!しかし、この事件は国民に知らされることがなかった。警視庁の刑事たちが極秘裏に事件を追うと、一人の東大生の存在が捜査線上に浮かぶのだった…


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正直、つまらないとは思わないけれど、絶賛することはできないかなぁ…

まぁ、この作品に関しての一番の問題は、この本に付いている“帯”

『圧倒的スケールと緻密な描写で描ききる、エンタテインメント巨編』

これは言い過ぎたね。

確かに「サウスバウンド」での帯にあったキャッチコピー『おもしろい本あります』には納得するものはあったけれど、この本では帯に書いた言葉で上げ過ぎたハードルを中身が超えてなかったかな。

まったくの無の状態で読んでいれば結果も違ったのだろうけれど、帯の言葉で期待値を上げてしまった自分にはちょっとどうも…

ただリセットして考えるならば、オチにはガッカリしたけれど序盤から終盤までは喰いついて読んでいたのも事実だから平均点以上の作品だとは思いますよ。

あとは奥田英朗さんの作品には多くある笑撃の笑いポイントが無かったのは残念かな…

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本屋大賞ノミネート10作

2009年の本屋大賞ノミネート作が発表された。

ノミネートされたのは…

「悼む人」天童荒太
「告白」湊かなえ
「出星前夜」飯嶋和一
「ジョーカー・ゲーム」柳広司
「新世界より」貴志祐介
「テンペスト」池上永一
「のぼうの城」和田竜
「ボックス!」百田尚樹
「モダンタイムス」伊坂幸太郎
「流星の絆」東野圭吾(講談社)

の10作品。

ちなみに自分がこの中で読んだことのある作品は、

「のぼうの城」和田竜
「モダンタイムス」伊坂幸太郎
「流星の絆」東野圭吾

の3作。

さて、どの作品が選ばれるんだろう?

自分の予想は、

「悼む人」天童荒太

結構いろんな人から勧められるんで…

ただ自分は

「のぼうの城」和田竜

これは結構おもしろかったよなぁ。

果たしてどの作品が獲るのだろうか?

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ガリレオの続編

『容疑者Xの献身』がシリーズ最後になるものとばかり思っていたけど、その続編が発売されることに。

しかも2冊同時らしい。

『ガリレオの苦悩』という短編集と、『聖女の救済』という長編の2冊。

発売日は明日。

しまったぁ~!!!

読んでない本が溜まっていくぅ~

伊坂幸太郎さんの「モダンタイムズ」も読みたい。

でもこっちも読みたい。

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ

もう、おかしくなりそう…

ハッキリ言えることは、こんなことしてないで本を読めってことかな…

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感動する漫画

オリコン調べで、今までで最も感動した漫画アンケートの結果が発表された。

総合の1位は…ONE PIECE

2位は…SLAM DUNK

3位は…ハチミツとクローバー

4位は…フルーツバスケット

5位は…赤ちゃんと僕、砂時計、タッチ

まぁ、ハチミツとクローバー、フルーツバスケット、赤ちゃんと僕、砂時計は読んだことないから文句は言わないけど、まぁなんとなくわかる気もする結果かな。

でも気になるのは…

30代男性の3位に、風の谷のナウシカ。

男性の5位に、ドラえもん。

これって漫画?

漫画のドラえもんって感動するか…映画版なら理解はできるけど…

映画版を漫画と一緒の括りにするなら、クレヨンしんちゃんも感動作に入るよね。

でもまぁ個人的には、金色のガッシュが泣けるんだよなぁ…

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キン肉マンとキャプテン翼が少年ジャンプで復活!

週刊少年ジャンプの40周年記念でキン肉マンとキャプテン翼が復活すると発表された。

でも…

たしかに週刊少年ジャンプでは復活だけど、キン肉マンはプレイボーイで、キャプテン翼はヤングジャンプで復活して今も連載中でしょ。

片方で連載中なのに、どういう風に復活するのだろう?

話では新作といっているけど、どんな新作なんだろう。

気にはなるなぁ~

でも、一番復活してほしいのはきっと、ドラゴンボールかなぁ…

って、去年復活してるし…

それならスラムダンクかな。

個人的にはドクタースランプだけど…

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本屋大賞が発表された

本屋さんが選ぶいちばん売りたい本。の本屋大賞2008が発表された。

大賞は、伊坂幸太郎さんのゴールデンスランバー

結果だけいえば圧勝での大賞受賞なんだけど、正直な気持ち、意外な結果でした。

決して不満ではないです。ノミネート作品が発表されたときに書いたとおり、自分が読んだ中では一番おもしろかったし、自分ならこの作品に1票を入れたいけど、自分の予想ではきっと2位だろうなぁって思ってました。

なぜか。

この賞って大賞に選ばれるのはエンターテイメント性の強い作品より感動的な作品が選ばれる傾向がある。

言い方が悪くなるけど、本屋大賞に女性目線の賞というイメージが強かっただけに今年もきっと、桜庭一樹さんの私の男か、近藤史恵さんのサクリファイスだろうと思ってました。この2作は最近おもしろいってよく言われるので…

だからゴールデンスランバーの受賞っていうニュースを見たとき、思わず大声で、えっって言ってしまった。

べつに反対派ではないです。個人的には伊坂幸太郎さんの作品は大好きで全部読んでいるくらいですから…

ただ、意外な結果だったと言いたかっただけなんで…

まぁ、意外な結果だったけど、本屋大賞が伊坂幸太郎さんの作品を選んでくれてちょっと嬉しかったです。

ただ毎年2位の作品が男性好みの作品が多かったので1位よりも2位の作品を読んでいる自分としては、今年はどうしようかな?

ちなみに本屋大賞の順位

1位…伊坂幸太郎…ゴールデンスランバー

2位…近藤史恵…サクリファイス

3位…森見登美彦…有頂天家族

4位…吉田修一…悪人

5位…金城一紀…映画篇

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本屋大賞のノミネートが発表されてた…

今年の本屋大賞のノミネート10作品。

桜庭一樹さん「赤朽葉家の伝説」

吉田修一さん「悪人」

森見登美彦さん「有頂天家族」

金城一紀さん「映画篇」

重松清さん「カシオペアの丘で」

伊坂幸太郎さん「ゴールデンスランバー」

近藤史恵さん「サクリファイス」

万城目学さん「鹿男あをによし」

角田光代さん「八日目の蝉」

桜庭一樹さん「私の男」

この中で自分が読んだ作品は三作。

「有頂天家族」「映画篇」「ゴールデンスランバー」

全部感想は載せてあるけど、この三作の中では「ゴールデンスランバー」が一番おもしろかったなぁ。「映画篇」も良かったけど…

そういえば本屋大賞って本屋さんが紹介する売りたい本なわけでしょ。

本屋大賞がきっかけでベストセラーを生むのを目的としていたわけでは…

そう考えると、「鹿男あをによし」はドラマでやってるわけだし、「私の男」は直木賞受賞作だし、「赤朽葉家の伝説」はこのミス2位&日本推理協会賞受賞作っていう訳だから本屋大賞を受賞しなくたって売れるわけだよね。

なんか本屋大賞って趣旨が変わっている気が…

別に否定する気はないけど、個人的には賞を受賞してはいない作品にスポットを当ててほしい気がします。

ちなみに賞を受賞している他の作品は…

「悪人」は第34回大佛次郎賞受賞

「八日目の蝉」は第2回中央公論文芸賞受賞

の二作品。

ということは本来の趣旨でいけば残り5作に絞られるってこと?

まぁ、そんなことはないってことはわかっているけど…

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読みたい本が…

海堂尊さんの新作、ブラック ペアン1988が出た。

チーム・バチスタの栄光でハマり読み続けているが、今回もこのシリーズなんで興味満点。

しかし…

まだ買ったけど読んでいない作品が…

歌野晶午さんのハッピーエンドにさよならを

五十嵐貴久さんの交渉人 遠野麻衣子・最後の事

本多孝好さんの正義のミカタ

とりあえず何から読もうか…

そんな中、来月に海堂尊さんの新作が出ることに…

しかもどうやら今までの医療シリーズとは違うらしい…

気になるなぁ~

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